今週来週の相場分析〜ダウ、ナスダック、BTC、ETH〜(2022.9.7)

チャート分析

こんにちは。

今週の相場分析をしていきたいと思います。

チャート分析の「型」について、別の記事を記載していますので、そちらの内容に沿って、相場分析をしていきたいと思います。

ナスダック、ダウ

まず、仮想通貨相場を見る前に、ナスダックとダウの分析をしたいと思います。

今の経済は、米国の長期金利の影響をもろに受けています。

金利が上がるということは、銀行にお金を預けておくことの金銭的インセンティブが大きくなるため、市場に出回るお金が少なくなることになります。

このため、株式市場から銀行預金にマネーが移ることで、株価の下落に繋がります。

同時にBTC市場からもお金が抜けていきますし、現状、BTC相場はナスダック、ダウ市場との相関が強いため、これらの市場の相場分析を行うことは必須です。

ナスダック

まず、チャートを見てみましょう。

ナスダック週足

まず、週足のナスダックを見てみましょう。

青い平行チャネルを見れば一目瞭然、下降トレンドです。

赤い四角で記載しているとおり、週足ベースでは、過熱感が全くなく、まだまだ下がる余地があることがわかります。

RSIでも「買いダイバー」は発生していません。

青い四角を見て欲しいですが、抵抗帯である赤いラインを下抜けしているので、一層下がりそうだなということがわかると思います。

緑色の四角に達するときに、おそらくRSIの買いダイバーが発生しそうですので、その時のオシレーターの過熱感等を参考にしながら、緑色の四角の抵抗帯でロングを打つ作戦となりそうです。(200日移動平均線も走ってますしね)

逆に言うと、この緑色の四角に達するときに、ビットコイン相場がどうなっているかわかりませんが、ナスダックがこの緑まで落ちてきたときに、ビットコイン相場も底打ちする可能性があるかもしれません。

それまでは、ビットコイン相場も下げていく可能性があると思われます。

現時点では、そのような目線で戦略を立てておくと良いでしょう。

では、日足に落としてみましょう。

ナスダック日足

日足で見ると、RCI、ストキャスティクスRSIがすでに「売られすぎ圏内」にいます。

また、RSIもがっつり「買いダイバー」が入っています。

薄い青線はフィボナッチラインですが、現在の価格帯のすぐ下にフィボナッチラインがあるので、そこで反発して上にいく可能性もあるようには見えます。

ただ、前述の抵抗帯の下抜け(赤線の水平線抵抗帯)と、一目均衡表の雲の下抜けなど、テクニカル的には弱いため、やっぱり、濃い青色の抵抗帯11090まで落ちてくると考えるのが一番リスクを低く「買い」を入れられるラインかなと思います。

ダウ

ダウ週足

ダウの週足も見てみましょう。

青線の下降平行チャネルに見られるように下降トレンド中です。

オシレーターもまだ下に押す余地が全然ある状況です。

赤線のトレンドラインを引いている人もいるかもしれませんが、青四角で囲っているように、過去に2回しか反発されていないので、全然機能するか怪しいです。

最低でも3回は反発しているラインでないと信頼しない方がいいです

次に日足を見てみましょう。

ダウ日足

ダウですが、先程申し上げたとおり、赤線は恐らくあまり意味がないので、サクッと下抜けする可能性があると思っています。

また、青い水平線ですが、青い四角(左)の部分で一度抵抗帯として機能しています。

右の青い四角では、下降平行チャネルとこの水平線の交点となりますので、ここのあたりで一度下げ止まって、ロングを打つのが戦略かなと今は考えています。

と言いますのも、私のツールの「Buy」サインが出ていることと、RCI、ストキャスティクスRSIも売られすぎ圏内にいますし、RSIもダイバージェンスが発生しています。

ぼちぼち、下げ止まるかなとは思います。

ナスダックに比べると、下値は硬そうですね。

以上のとおり、ナスダック、ダウ的には、小幅ですが、あと一段の下げ余地が週足レベルは想定されますが、日足レベルでは、そろそろ反発しそうなことが分かります。

ナスダックとダウは、数日以内にもう一回下げて、そこで止まって、レンジを形成し、週足レベルで「売られすぎ圏内」に近づくまでレンジが継続していくのかなというのが、今の考えです

もちろん上記の下げ止まるというラインをさらに下げて、一気に急落する可能性も全然ありえます。

そうなったら、その時に考えることとします。

なお、9月は株式市場が下げやすいアノマリーがあるので注意が必要です。(特に第三週は統計的にショックがおきやすい。

仮想通貨相場も含め、第三週は注意しておきたいと思います。

ビットコイン $BTC

まず、全体のトレンドを見てみましょう。

ビットコイン日足

全体的に、下げトレンドであることは一目瞭然。

このオレンジのトレンドラインを上抜けるまでは、下目線で考えるべきだと思っています。

少なくとも、米国の金利上昇がストップするまでは、ファンダメンタルズ的にも下げ目線でOKだと思います。

オシレーター的にも、まだ一段下げる余地はありそうですね。(売られすぎ圏内にいない)

RSIもダイバーが発生しているわけではありません。

いつ下がるのか?

ビットコイン日足

いま、僕が考えているシナリオは赤い矢印です。

なぜかと言うと、右上の青い四角の空白がキモいので、一旦「埋めにいく」と思うのです。

先程、オレンジ色の平行チャネルで長期の下落トレンドを説明しましたが、オレンジの線にタッチせずに、6月18日の安値である17608を下抜けるように思えないのです。

また、ナスダックとダウの下落で一度画像内の黄色まで落ちるとします。

ナスダックとダウは、日足ベースで「そろそろあげそう」という話をしました。

ナスダックとダウが一段下がったあとに、「売られすぎ圏内」に入り、RSIの買いダイバーの影響で上げてくることに合わせて、ビットコインも上げてくるでしょう。

そうなると、上画像において、黄色まで下がったあとに、黄色の下降平行チャネルと過去に意識されていた抵抗帯21876の青線の交点付近(青い四角)まで一度戻って、黄色ラインにタッチして、空白地帯を埋めに行くと考えるのが、個人的には「しっくり」くるシナリオです。

黄色ラインにタッチしている時点で、米国が金利を上げる政策を維持していそうであれば、そのまま下目線ですし、金利を下げに転じるようなことを匂わせ始めている時期であれば、黄色ラインを上値ブレイクして、上昇トレンドに回帰する可能性があります。

この点については、その時になったら考えてみたいと思います。

もちろん、黄色の四角をそのまま下抜けして、めっちゃ下がるという可能性も全然ありえます。

仮にそうなった場合でも、いつかの時点で黄色の平行チャネルにタッチする動きを見せないと「キモい」なあと違和感を残してしまいます。

似たような状況が今年ありました。

今年3月のビットコインチャート(日足)

このチャートを見て欲しいのですが、僕はこの局面で「ショートだ!!!」と言っていました。

なんか知らないけど、結構叩かれました。笑

「この状況でショートとかアホ」と。

僕のFXのnoteを読んで手法を体得している人ならわかると思いますが、この状況でロングを打つ方がバカじゃないですか?(未だに根に持っている笑)

まず、オシレーターは「買われすぎ圏内」にいるし、水平線と平行チャネルと200日移動平均線が上にあるので、どう考えても頭が抑えられる、一撃で超えられるのは難しいと考えられるのが、合理的です。

そして、黄色四角部分の空白が、ちょっと「キモい」というか違和感がありました。

頭も抑えられているし、一回黄色の空白を埋めてから、再度上にいくか、そのまま下がるんじゃないかと考えていました。

結果は以下のとおりです。

3月末〜4月頭のビットコイン相場(日足)

画像のとおり、黄色の四角を埋めてきましたね。

緑の四角で天井GETです。

ですので、ちょっと違和感のある空白地帯は埋めにいって欲しいです。

必ず埋めるというわけではないですし、この空白を埋めるということについて、そんなテクニカル分析はないですし、あくまで僕個人の感覚でしかありません。

話を戻しまして、ビットコインの長期の下降平行チャネルの上端(レジスタンスライン)は、一度タッチしてもらいたいなと思っています。

過度な下目線は危険で、どこかのタイミングで、日足レベルのショートカバーを伴った急騰かジワ上げで、長期下降平行チャネルタッチが突然やってくるかもしれません。

まとめますと、ナスダック、ダウの動きを見つつ、一度下押しし、上がってくるというのが今週と来週の動きかなと思っています

まずは、7日夜以降に更なる下押しが一発入るのではないかと思っています。

イーサリアム $ETH

ETH日足

ただの3階建てのレンジ相場です。

ETH4時間足(2022.9.7時点 )

僕は赤色の線のところで、「ショート!」とツイートしていましたね。

200日移動平均線、下降平行チャネル、上昇平行チャネル、1655の水平抵抗帯があることとオシレーターの過熱感(買われすぎ感)としたショートエントリーです。

1721にも抵抗帯があるので、200日移動平均線を超えても、1721で跳ね返されて上ヒゲを形成して戻ってくると思ったからです。

いずれにせよ「上値は硬い」と思いました。

ETH4時間足

それで、足元の状況を見ると、赤い上昇平行チャネルを下抜けしましたが、ギリ耐えているように見えます。(赤い四角部分)

それで、先程のダウとナスダックがあと一撃下げるかもしれないという話ですが、仮に本当にそのようになるのであれば、次の抵抗帯は1280であることが明らかですので、ここまで下落することがあり得ます。

1280を下抜けすると、3階建ての一番下のレンジに移行し、ターゲットとして910までの下落が見えてきます。

また、イーサリアムについても、ビットコインと同様に以下の画像の赤い四角部分の空白を埋めてくれないと、キモいなと違和感を持っています。

このため、イーサリアムもビットコインと同様に、一撃下がってからの切り返して下降平行チャネルにタッチすべく上昇するかレンジ相場で横に移動していくのかなと思っています。

イーサリアムは910か1280で切り返すんじゃないかなと今は思っています。

910と1280どっちまで下がるねんという話ですが、日足のオシレーターが全然下げる余力を残しているので、910も普通にあると思っています。

ただ、1280は、過去に一度も上反発のために使用されていないので、ここで反発されるかどうかは未知数です。(過去に2回しか意識されていないので、サクッと910まで落ちる可能性があるかもしれません。

いずれにせよ、僕は天井ショートを持っているので高みの見物でして、1280と910で部分利確をします。

910と1280でロングを打つかどうかについては、その時の日足のオシレーターが「売られすぎ圏内」に到達した場合に検討しますので、現時点でロングを打つかは、なんとも言えません。

今回の記事は以上です。

読んでいただき、ありがとうございます!!

チャート分析の「型」を知りたい方は、以下の記事ご覧ください。

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