こんにちは。
先週は、プライベートでバタバタしており、相場分析をお休みしていましたが、また再開したいと思います。
先週〜今週にかけて、円もポンドも大荒れで、株も仮想通貨も上なのか下なのか非常に判断がつきにくい状況です。
アノマリー的には、9月、10月に下げて、年末に向けて上がりやすいということにはなっていますが、このアノマリーが今年も適用されるのかどうか、とても気になる状況です。
中期的な相場分析は、当たるも八卦、当たらぬも八卦です。
自分自身、毎日のように目線が切り替わっている状況です。
それでは、まずは、米国株式市場の分析から見ていきたいと思います。
ダウ

まず、ダウですが、長期の下降平行チャネルが引けます。(オレンジ丸を結ぶ)
また、長期でレジサポラインとして機能している水平線も引けます。(オレンジ丸を結ぶ)
これを見ると、平行チャネルと水平線の交点となるところにおり、上がりやすいように見えます。
また、オシレーターも見てみましょう。
RCI:売られすぎ
RSI:売られすぎから、上に上がっている
ストキャスティクスRSI:売られすぎ圏内でゴールデンクロス
これだけ見ると、もう「下に下げにくい」ということがよくわかると思います。
また、MACDも見てみましょう。
RCI、RSI、ストキャスティクスRSIは、反応が早いので、反応が鈍いMACDも参考までに見てみます。

これを見ると、MACDは緑の線にタッチした時が、底になっていることがわかるかと思います。
黄色の縦線を引いてみていますが、いずれも、黄色の縦線(=MACDの緑線)を境に大きく上昇していることがわかるかと思います。
前回の記事から言っているように、ダウは、ここからは上に行く蓋然性が高いように見えます。

一番下の青いのは、CC(相関係数)というインジケーターで、ダウとビットコイン相場の相関度合いを表示しています。
これは、0より上にあるときは、正の相関(=同じ動きをしている)ことを意味し、ほぼ0より上にあるので、同じ動きをしていることがわかります。
先程の黄色の縦線でダウはトレンド転換していますが、ビットコインも黄色の線を皮切りにトレンド転換し、上がっていっていることがわかるかと思います。
この法則を見ると、今後、ビットコインも年末にかけて上がっていく可能性が高そうに見えます。
ナスダック

ダウと同様に、平行チャネルと水平線抵抗帯が引けます。
ダウと異なるのは、水平線上にいるものの、下降平行チャネルの下端にはいないということです。
それ以外の、オシレーターの過熱感は同じであり、MACDも緑の線にタッチしているところであり、ここから上に上がるように見えます。
以上、ダウ、ナスダックを踏まえると、それと相関しているビットコインほか、仮想通貨は一旦底打ちし、ここから反転上昇するのではないかという気がします。
これを前提に、ビットコイン相場を見てみましょう。
ビットコイン

まず、平行チャネルと水平線がオレンジ丸を結んで引けます。
これを見ると、下降平行チャネルが機能すれば、そろそろレジスタンスライン(下降平行チャネルの上端)にタッチしてしまうので、タッチして、急落するというシナリオもあり得るのではないかとも考えることができます。
前回の記事からずっと言っていますが、「下がるなら、この平行チャネルにタッチしてから下がらないと気持ち悪い(違和感がある)」とはずっと言ってきたかと思います。
まさに、その重要なポイントに到達してきています。
オシレーター的にも、過熱感があるというわけではなく、上にも下にもいきそうな感じです。
ダウ、ナスダックが上がっていくのであれば、この下降平行チャネルを上抜けしていく可能性も十分にあります。

仮に下降平行チャネルを上抜けするなら、まずは、日足の200日移動平均線まで行くと思います。(27000ドルくらい?)
200日移動平均線は、オレンジ丸のところで、一度レジスランスラインとして機能しているので、ここはその時にオシレーターの買われすぎ度合いにもよりますが、一撃で上抜けるのは難しいかもしれません。
ここの200日移動平均線は、一度「ショート」をうつ絶好の場面になる可能性があることは念頭においておくといいかもしれません。
少し揉みあって、再度上にトライしていくとなるなら、長期の上昇平行チャネル(青い右斜めの線)まで、フィボナッチラインで揉み合いながら徐々に上がると思います。
そうなると、40000ドル近くまでの上昇の可能性があり得ます。

何を言いたいかというと、オレンジ丸で意識されまくってきた上昇チャネルについて、このサポートラインがレジスタンスラインに転換するはずなのですが、過去一度もレジスタンスラインとして機能しているか「確認」する値動きをしていません。
従って、緑丸のように、一度、レジスタンスラインに転換したかどうか「確認」する緑丸の部分は、「絶好の売り」ポイントになると思います。
もちろん、その時のオシレーターの過熱感が「買われすぎ圏内」にいれば、自信をもって、「売り」かなと思います。
なお、以前から言っているように、もう少し短い時間軸だと、ただのレンジ相場です。

以下、もう少し、短い時間軸での分析です。

現状、考えられるのは、紫のように、下降平行チャネルのようにすぐ下がっていくパターンもあり得ます。
この場合、どこまで下がるかは、後述するとして、チャネルを上抜けした場合、まずは、21856あたりで下がる可能性があります。
そして、下降平行チャネルがサポートラインに転換したことをもって、再度上昇という可能性です。
なので、オシレーターの過熱感を加味して、21856あたりでショートするのはアリだと思います。
もちろん、このまま、青い下降平行チャネルに戻っていってしまうという可能性もありえます。
他方、25282のレンジ上端に上がっていく可能性もあります。
この時、画像のように、「いい感じ」に200日移動平均線が下がってきて、レンジ上端と重なるようであれば、先程、200日移動平均線は1撃で抜けられない可能性が高いという話をしましたが、レンジ上端は一旦、「売り」するところかなと思います。
本格的なロングを構築するのは、レンジ下限でロングするか、もしくは、レンジ上限を明確に上抜けてからロングでも良いかなと思います。
いまの段階で、上か下か決めきらないでもいいと思います。

仮にレンジを上抜けした場合、レンジ上限のレジスタンスラインがサポートラインに転換したか「確認」する値動きをするはずなので(画像のオレンジ四角のイメージ)、一度レンジを上抜けして、下がってきて25282を背にロングして40000ドルあたりまでの値幅をとるというのが合理的なように思います。
では、次に、このまま下がっていったら、どこまで下がるかについて考えてみたいと思います。

ぶっちゃけ、これは今の段階では、「ここくらいかな」という程度でしか判断できません。
考えられるのは、14000。
これを下抜けしたら、10000まで下がる可能性が高いです。

これも先程と同じで、所詮レンジ相場なので、レンジ下限の17700あたりのロングを構築してロングにかけるか、レンジを下抜けしたら、画像のオレンジのように、サポートラインのレジスタンス転換を「確認」したときに、「ショート」をうち、14000-10000までの下げを狙っていく感じかなと思います。
下手にレンジ内で上か下か決め打ちせずに、消耗しないトレードが良いのかなと思います。
いずれにせよ、今年の6月から3ヶ月以上にわたり、構築したレンジ相場なので、エネルギーがめちゃくちゃ溜まっています。
レンジの上抜けなら上に、下抜けなら下についていくのが一番いいかもしれません。
以上、今週から来週にかけての相場分析は以上です。
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