こんにちは。
インベスターUです。
それでは、有料級講座の後編を始めて行きましょう。
【済】①日足で「フィボナッチ・リトレースメント」を用いてフィボナッチラインを引く
【済】②日足でトレンドラインを引く
【済】③日足で、水平線を引き、抵抗帯を把握
【済】④4時間足、1時間足に落として、小さなトレンドラインを引く
⑤これまで引いてきた線の交点や一目均衡表の雲、ボリンジャーバンド等をみながら、エントリーする場合の「激アツポイント」の把握
⑥RCI、RSI、ストキャスティクス、MACD等のオシレーターを見て、過熱感を把握
⑦ダイバージェンスが出ているかどうかの把握
⑧エントリーの検討
上記の①〜④については「前編」の記事を読んで、この記事に戻ってきてください。
⑤これまで引いてきた線の交点や一目均衡表の雲、ボリンジャーバンド等をみながら、エントリーする場合の「激アツポイント」の把握
「前編」の記事において、フィボナッチライン、平行チャネル、水平線の交点が激アツポイントですよ、という話はしましたが、さらに根拠を増やしていきましょう。
一目均衡表
一目均衡表の基本的なことは上記の記事を読んでください。

TradingViewの「インジケーター」から「Ichimoku Cloud」を選択してください。
これで一目均衡表を表示することができます。

一目均衡表の雲を見てください。
緑色の雲と赤色の雲があります。
雲にぶつかったところで反発する可能性があると言われています。
厚い雲、傾きがある雲ほど反発する力が強くなります。
上の図で、赤い四角をつけている部分が雲と接して反発しているラインです。
特に、真ん中の四角と右の四角は、赤色の水平線と青色のフィボナッチラインがあるところですので、激アツポイントとして機能しているわけですが、これに合わせて「雲」もあるので、さらに激アツということになります。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドの基礎的なことは上記記事を読んでください。

上記画像のとおり「ボリンジャーバンド」を選択すれば、ボリンジャーバンドをチャートに表示することができます。
これも上記記事に記載しているとおり、ボリンジャーバンドにタッチすると反発する可能性があります。
ボリンジャーバンドに張り付いて一方向に動いていく「バンドウォーク」という現象も発生しますので、あまり過信しないようにしましょう。
僕は、ボリンジャーバンドに傾きがない時は、反発する可能性が高いかなと思っています。
このボリンジャーバンドも同様に、フィボナッチラインや水平線、一目均衡表の雲と重なっている場合、「激アツ度合い」がUPするというイメージです。
⑥RCI、RSI、ストキャスティクス、MACD等のオシレーターを見て、過熱感を把握
ストキャスティクス、RSI、RCI、MACD、移動平均線の基礎的なことは上記を見てください。
これらは全て、相場の「過熱感」つまり、「買われすぎ」「売られすぎ」を表示する「オシレーター」というものです。
これを見て、エントリーをするかどうか決定することになります。
つまり、これまでチャートにラインを引く分析をメインで行なってきましたが、そのラインにタッチしたらエントリーするというだけではなく、「買われすぎだから、ショート」「売られすぎだから、ロング」という風に考えてください。
私がおすすめするインジケーターは、以下です。

さとちんさんが作っているインジケーターです。

これを選択すると私と同じように以下のような画面になると思います。

私は好みで線の色を変えたりしています。
基本的には、初期設定で良いです。
上記画像の一番下のオシレーターは、特殊なツールを組み込んでいるので、一旦無視してください。
赤い縦線が入っているところで「ショートを入れろ」と教えてくれるツールです。
僕のnoteの購読者には無料で付けています。

さて、話を元に戻しまして、実際にオシレーターをどのように見れば良いかお伝えします。
RCI

ぶっちゃけ、あまり説明することはないのですが(笑)、短期線、中期線、長期線が、グレーの点線を超えているときに、「買われすぎ=そろそろ売ろう」、「売られすぎ=そろそろ買おう」と考えてください。
なお、後述するダイバージェンスで使うこともあります。
RSI

これも同じように上限のグレーの点線を超えたら買われすぎ、下回っているときは、売られすぎを表示しています。
なお、自分は、RSIは相場の過熱感を図る使い方ではなく後述するダイバージェンスの観測に使用しています。
ストキャスティクスRSI

これも同じようにグレーの点線を超えたら、買われすぎ、売られすぎを示しています。
自分は、ゴールデンクロス、デッドクロスをするかどうかをメインに見ています。
エントリーするときに、ゴールデンクロスするならロング目線、デッドクロスするならショート目線です。
自分がエントリーしようと考えているときに、ゴールデンクロス、デッドクロスしそうかどうかの確認をしましょう。
また、後述するダイバージェンスの確認も行います。
移動平均線
移動平均線は、自分は20日(ボリンジャーバンドの中央線が20日線になっている)、50日、75日、100日、200日を表示しています。
これらが過去に意識されている場合、その移動平均線上で再度反発する可能性があります。
どの●日移動平均線が意識されているかは常に注意しましょう。
体感、100日と200日移動平均線は強く効いている印象です。(特に日足の200日線は反発可能性高いです)
⑦ダイバージェンスが出ているかどうかの把握

ダイバージェンスの基本的なことは上記の記事を読んでください。
ダイバージェンス、初心者の方には「すごい難しい」と思われがちです。
たしかに、種類がたくさんあるので、暗記が必要に思えるのですが、暗記は不要でコツがあります。
シンプルに考えてください。
ヒドゥンダイバージェンスだのなんだの覚えなくていいです。
覚え方のポイントは、「チャートの動きとオシレーターが異なる動きをしていたらダイバージェンスが発生」「ダイバージェンスのラインがオシレーターの下にあれば、買いダイバー」「ダイバージェンスのラインがオシレーターの上にあれば、売りダイバー」 と覚えてください。
これだけです。
買いダイバー
買いシグナルのダイバージェンスを見てみましょう。

チャートとオシレーターの赤線を見てください。
チャートは安値が同じラインにあり、真っ直ぐになっています。
一方で、オシレーターは、上方向に切り上がっています。
このパターンは、「買い」となります。
実際にチャートは上がっていっていますね。
繰り返しですが、「チャートと異なる動きをしているのでダイバージェンスが発生」してるということです。
「ダイバージェンスのラインがオシレーターの下にあるので、買いダイバー」です。

これも「買いダイバー」です。
チャートは切り上がっているのに、オシレーターは水平ですね。
繰り返しですが、「チャートと異なる動きをしているのでダイバージェンスが発生」してるということです。
「ダイバージェンスのラインがオシレーターの下にあるので、買いダイバー」です。

これも同じです。
チャートは下向きになっているのに、オシレーターは上向きになっていますね。
繰り返しですが、「チャートと異なる動きをしているのでダイバージェンスが発生」してるということです。
「ダイバージェンスのラインがオシレーターの下にあるので、買いダイバー」です。
「買いダイバー」は以上のとおりです。
ダイバージェンスが発生しているかどうかについては、エントリーする前に確認する程度でいいです。
常に見る必要はなく、エントリーするかどうかの最終確認で行う感じで考えるのがいいでしょう。
ダイバージェンスが発生していない時にエントリーすることもありますが、ダイバージェンスが発生しているときは、高確率で勝てます。
ダイバージェンスが発生している時としていない時の勝率の差は、体感でかなりあります。
というか雲泥の差です。
絶対に身につけて欲しいです。
なお、ダイバーは、日足、4時間足、1時間足のそれぞれで確認しています。
4時間足、日足でダイバーが観測されるときは、めちゃくちゃ勝率が高く、かつ、値幅も取れる印象です。
売りダイバー
買いダイバーの真逆です。
「チャートの動きとオシレーターが異なる動きをしていたらダイバージェンスが発生」、「ダイバージェンスのラインがオシレーターの上にあれば、売りダイバー」 です。



簡単でしょ?
まじで習得して欲しいです。
勝てない人は、ダイバージェンスが4時間足で発生しているときだけエントリーしてみると安定するかもしれません。
ちなみに、僕は基本的にRSIでダイバージェンスが観測されているか確認します。
ストキャスティクスRSI、RCIでもダイバージェンスの確認はしますが、これは「観測されるとラッキー」くらいで、メインはRSIで確認しています。
MACDで見る方もいますが、自分はMACDをあまり信用していない、というか反応が遅いのでMACDをもとにエントリーする場合、ワンテンポ、エントリーが遅れます。
それがイヤでMACDは使用していません。
まとめ(エントリーの最終判断)
最後、エントリーするかどうかまでの流れのおさらいです。
①フィボナッチライン、水平線、平行チャネルを引く(全体の流れの分析)
②オシレーターを確認し、買われすぎのときに「ショート」、売られすぎのときに「ロング」
③ダイバージェンスが発生しているか確認し、発生していたらガッツポーズ
④エントリー
以上です。

これは、前編、後編と合わせて分析してきたユーロ/円のチャートです。
RCI、ストキャスティクスRSIが「買われすぎ」になっているので、「売り」目線です。
RSIはグレーの点線を超えていませんが「売りダイバージェンス」が発生してますね。(チャートとRSIに赤線を引いています)
なお、仮にこのあとチャートが上に上がっていった場合、RSIも上に伸びていきます。
そうなると、グレーの点線を超えてRSIでも「買われすぎ」になります。
かつ、これが重要な観点ですが、RSIが上にいったとしても売りダイバーは維持され続けます(オシレーター上に引いた赤線の右肩上がりは維持される)。
このため、仮に上に上がっていって含み損をもつことになっても、ナンピンして売り上がれば、どこかのタイミングで急落がくるかなと思われますので、ナンピン戦略も取れると判断できます。
そして「前編」で頑張って引いてきた平行チャネルライン上にあります。
水平線やフィボナッチラインがないのは少し残念です。(日足ではなく、4時間足とか1時間足で高値、安値があれば、きっと何かしらのフィボナッチラインはあると思いますが。)
これらを総合的に判断して、このチャートであれば「売りましょう!」と僕は考えます。
やっぱり、日足レベルで出ているダイバージェンスは信頼したいですね。
以上、結論は「売り」でした!
〜〜〜完〜〜〜
この記事を「有料級」と思っていただけるのは本当に嬉しいです。
ただ、ぶっちゃけ「超超超超超 基礎」のことしか記載していません。
特別なことは全く書いてないのです。笑
「この記事のことすら分からずに自分はFXしていたのか。それは負けるよな・・・」と思った方がいいレベルで、基礎的なことしかまとめていません。
まずは、この記事の「前編」「後編」をブックマークして何度も読んで、必ず基礎力を高めてください。
この記事で書かれているレベルの分析ができれば、十分に良いエントリーはできると思います。
なるべく時間をかけずにチャート分析できるように、何度も何度もチャートに落書きしながら鍛えていってください。
ちなみに、TradingViewは、有料プランにしないと、複数のインジケーターを表示できないので、課金を強く強くおすすめします。


僕の有料note記事「FX手法」については、さらに実践的な内容を記載しています。
実際のインジケーターの数字を少しいじったりしているので、それの設定数値と、損切ラインの設定の考え方や利確ポイントの設定の考え方など、より実践的な手法について解説しています。
前述のツールもついてきますので、気になる方はnoteを読んでみてください!
ちなみに、上述のEUR/JPYのチャートでは、noteにつけているツールで「Sell(売り)」シグナルが出ています笑

以上、長文を読んでいただきありがとうございました!
この記事をたくさん周知、ツイートいただけると、泣いて喜びます!