どうもこんにちは。
インベスターUです。
本日は、株トレード、FXトレード、仮想通貨トレードなど様々な相場を分析するための一つである「フィボナッチ」について丁寧に解説いたしますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ちなみに、記事の構成は、定義、特徴、使い方、テクニック、弱点となっています。
戻りの価格のメドを見つけるフィボナッチ

相場は一方向に大きく動いたとしても、必ず、どこかのタイミングで一定程度戻します。
どこまで戻るかが事前に予測できたら、そこで買い戻せるので便利ですよね。
そんな未来を予測できるような便利なテクニカル分析に、フィボナッチリトレースメントがあります。
フィボナッチ◯◯みたいなテクニカル分析手法は、いくつかあるのですが、この記事では一般的に使用されるフィボナッチ・リトレースメントについて解説いたします。
ちなみに、私は、フィボナッチ・リトレースメントは、必ず使用するくらい愛用していて、かつ、信頼してます。
フィボナッチの定義
フィボナッチとは、13世紀イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチに由来し、フィボナッチ・リトレースメントは、彼が考えたフィボナッチ数列をもとにできています。
フィボナッチ数列の計算方法は、はしょりますが、計算すると、23.6%、38.2%、61..8%といった値がでてくるのですが、この値は黄金比になっています。
実際にフィボナッチリトレースメントを引いてみると複数の線がでてきて、小さく、これらの数字が記載されてると思います。
黄金比は、人間にとって美しく見える形状を指し、レオナルドダヴィンチやモナリザの絵画、身近な物で言えば、アップルのリンゴのロゴ、自然界でも、ひまわりや巻き貝の殻の螺旋など身の周りに沢山存在します。
チャートの動きも、なぜか、この黄金比に沿って動くことが多いんです。
つまり、フィボナッチリトレースメントのライン上で、なぜか反発しやすいんです。
これは、本当に不思議です。
特徴
フィボナッチトレースメントでよく用いられる数値は、先程お伝えした通り、61.8%、50%、38.2%、23.6%です。
レートが上昇してから一旦下落する場合、上昇前の安値と上昇した天井をフィボナッチリトレースメントで結んで見てください。
そうすると、いくつかのフィボナッチラインが描かれますが、ここが下落時の目標ポイントとなります。
下落してから一旦上昇する場合も同様です。
また、押し目/戻りの幅としては、フィボナッチ数だけでなく、「半値押し」や「半値戻し」という50%のラインもよく使われます。
使い方
直近の高値と安値を結ぶと自動的にフィボナッチラインが描かれます。
押し目や戻りのレートや今後の値動きの節目を予測するのに役立てます。
勘違いしやすいですが、フィボナッチリトレースメントは、上昇トレンド時にどこまで上がるか、あるいは、下落トレンド時にどこまで下げるかという未来予測ではなく、上昇トレンド時に下げるとしたら、どこまで下がるか、あるいは、下落トレンド時に一旦上げるとしたら、どこまで上げるかを推測するのに使ってください。
図は、点Aから点Bまでのは値幅を1として、フィボナッチトレースメントの引き方を示したものです。
なお、直近の高値と安値を結ぶと言っても、直近の高値と安値は無数にありますから、何本か引いてみて、実際に機能してるフィボナッチラインを探してみたりしてください。
慣れてくると、どこを結べば良いか、フィボナッチラインを引く前から分かるという嗅覚が身につきますが、初心者のうちは色々引いて試してみてください。
応用編
フィボナッチラインは、単体でもかなり強く効くのですが、それはやはり、フィボナッチリトレースメントを使用するトレーダーが世界中でかなり多いためかと思います。
フィボナッチラインが効くかどうかの信頼性を更に高めるために、過去に意識されているレジサポラインや、一目均衡表の雲や基準線、転換線、その他、移動平均線、ボリンジャーバンドなど、さまざまなテクニカル分析上の反発ラインと重なってないか確認してみましょう。
重なってる場合は、逆張りするポイントとしては、かなり信頼度が高くなります。
このように、複合的に相場を分析するようにしましょう。