テクニカル分析 <ボリンジャー・バンド>

チャート分析

どうもこんにちは。

インベスターUです。

本日は、株トレード、FXトレード、仮想通貨トレードなど様々な相場を分析するための一つである「ボリンジャーバンド」について丁寧に解説いたしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

ちなみに、記事の構成は、定義、特徴、使い方、弱点の構成となっています。

移動平均に統計学をプラスしたボリンジャーバンド

定義

ボリンジャーバンドとは、移動平均線をもとに、統計的なアプローチにより相場の上限が、どの範囲で動くかを表したものです。

このために、「標準偏差」と「正規分布」という統計手法を用いています。

特徴

ボリンジャーバンドは

中心線の上下に1標準偏差(1σ)、2標準偏差(2σ)のバンドを描くチャートです。

図では、中心に21日移動平均線、上下にそれぞれ+2σ、+1σ、−1σ、−2σの合計5本の線を表示しています。

−1σ〜+1σに価格が存在する確率は68.3%

−2σ〜+2σに価格が存在する確率は95.5%

−3σ〜+3σに価格が存在する確率は99.7%

使い方

実際の売買に用いる際には、この確率論をもとに、−2σに価格が来た時にレンジの下限とみなし買い、+2σに価格が来た時はレンジの上限とみなし売りを仕掛けることが多いです。

なぜなら、2σの間に収まる確率が95.5%ですから、反発する確率が圧倒的に高いためです。

特に、ボリンジャーバンドが一定の幅で推移しているボックス相場の場合は上限下限を意識した逆張りが非常に有効となります。

さらに言えば、レンジ相場で、ボリンジャーバンドが横向きで、かつ、過去に何度も跳ね返されているようなレジサポラインと重なっている時は、絶好の逆張りポイントとなりますので、他のテクニカル分析と一緒に使用して精度を高めましょう。

弱点

レンジ相場だけではなく、ボリンジャーバンド自体の形も重要です。

レンジ相場は、必ずいつか上抜け、あるいは、下抜けして、トレンド相場に入ることになります。

バンドが拡大してしている時、これはレンジ相場を抜けて、トレンド相場に入っている状況を指しますが、この時は、バンドが急激に膨らみ、バンドの上限や下限に張り付いて相場が推移しがちになります。

この時、ボリンジャーバンドの2σに触れたから逆張りするという戦略は全く使えませんので、注意してください。

この特性を知らない、悪質なバイナリーオプションのツールとかもありますので、騙されないように注意してください。

このようにトレンド発生時には、2σタッチで逆張りという戦法は使えませんので、注意しましょう。